フードロスを減らしたい!恵方巻の大量廃棄対策まとめ2025

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毎年、節分の季節になるとスーパーやコンビニで大量の恵方巻が販売されます。

そして毎年恵方巻の大量生産大量廃棄が問題になります。

2024年2月3日夜のX(旧Twitter)には、半額シールが貼られた恵方巻の画像が大量にアップされました。

フードロス削減が叫ばれる中、消費者はどのように行動すればいいのでしょうか。

今回は「恵方巻大量生産大量廃棄の問題」「恵方巻大量廃棄に対して消費者としてできること」についてまとめてみました。

この記事はこのような方におすすめです
  • 恵方巻の大量廃棄の問題が気になる
  • 恵方巻が廃棄されないようになってほしい
目次

2024年の恵方巻の価格

物価高の文字

物価高の影響もあり、恵方巻の価格は値上がりしました。

2025年は、お米の価格が高騰しているので、更に値段は高くなるでしょう。

2月の節分に食べる恵方巻の価格は去年と比べて約4%値上がりしているとの調査結果が公表されました。

 帝国データバンクが全国の大手コンビニ店やスーパー、百貨店など合計104社で販売される恵方巻の価格を調査したところ、一般的な太巻き1本の平均価格は948円で去年の909円と比べて39円、4.3%値上がりしています。~中略~一方で、マグロやイクラなどの水産品は去年と比べて最大で20%以上も値下がりしていることなどから、高級志向の海鮮恵方巻は平均1729円で、去年の1689円から40円(2.4%)と、小幅な値上げにとどまっています。

テレ朝ニュース

恵方巻の大量廃棄問題

女性

恵方巻の材料には生鮮食品が多く使われます。また、太巻に使われる白米もすぐに硬くなってしまうことから、売り切れなかった恵方巻はただちに廃棄処分されてしまいます。

毎年、恵方巻が大量に廃棄されているようすがニュースなどで流れ、「もったいない」「作りすぎ」などという意見が出ます。

こうした事態を受けて、農林水産省も予約購入の活用でロスを減らそうと呼びかけていますが、恵方巻の大量廃棄問題は解決していません。

2024年の恵方巻の経済効果を試算したところ、全国で約703億520万円になると発表しました。

 今回の試算では、2022年までの過去6年間の恵方巻をはじめとした寿司の売上高や総務省の家計調査などのデータをもとに行われ、2024年の売上高の推定は約325億9500万円で、過去最高額になるということです。~中略~一方で、食品ロスについては、廃棄率が4%と仮定すると、約13億380万円と推定されています。

読売ニュース2月3日より

恵方巻の廃棄量は、正確には把握できないとされていますが、1か所の食品リサイクルセンターでの恵方巻の廃棄量が6トンを超えているという情報もあり、全国的には想像以上の恵方巻が廃棄されているのかもしれません。

節分の夜には大量の恵方巻が半額に

2024年2月3日夜のX(旧Twitter)には、スーパーやコンビニの大量の恵方巻に半額シールが貼られている画像や動画が多数アップされました。

みい

美味しそうな恵方巻が大量に売れ残っていますね…。

恵方巻の大量廃棄対策

恵方巻

恵方巻を過剰に生産する理由は、当日にふらりとスーパーやコンビニに買いに来るお客さんに恵方巻を買ってもらうためです。

あらかじめ購入量の予測が立てられれば、過剰生産を抑えられるのではないでしょうか。

予約販売を利用する

大手スーパー、コンビニ各社は恵方巻の予約販売を行っています。

恵方巻を予約販売で購入すると、価格の割引が適応されたり、ペットボトル飲料が特典としていただけたりします。

多くの方が予約販売で恵方巻を購入するようになれば、予約以外販売の恵方巻の生産量を抑えることができるでしょう

家庭で太巻きをつくる

家族でワイワイと太巻づくりを楽しむことを習慣化することは、恵方巻の販売量を抑え大量廃棄の予防策になります。

恵方巻の廃棄削減に取り組んでいるスーパーを応援する

恵方巻の廃棄削減に取り組んでいるスーパーもあります。

「(恵方巻廃棄を)もうやめにしよう」「家庭で巻こう」「昨年実績で作ります」「欠品の場合はご容赦ください」などと書かれたチラシを事前に配布し、恵方巻の販売量をセーブし、完売を目指すスーパー。

そういったスーパーを日頃から応援していくことも消費者にできることです。

恵方巻の風習に飲みこまれない

節分に恵方巻を食べる風習は、ここ20~30年の間に企業が利益を得るために広めたものです。

もともとは、節分に太巻を恵方に向かって食べることで福を呼ぶという食文化でしたが、毎年10億円を超えるフードロスを生み出すこの風習は、本当に福を呼ぶと言えるのでしょうか。

世間は恵方巻で盛り上がっていたとしても「自分は恵方巻の風習に参加しない」というスタンスでいることも恵方巻の過剰生産を抑えることにつながります。

みい

私も恵方巻のフードロスには毎年心を痛めているので、あえて買わないようにしています。

恵方巻半額なら買う?

節分の日の夕方にもなれば、スーパーやコンビニで恵方巻の半額セールが始まります。

「安くなっているから買う」という方もいれば、「廃棄される恵方巻を1本でも救ってあげたい」という想いで買う方もいるでしょう。

「半額だから買う」は、本当にいいことなのでしょうか。

私も以前は、恵方巻が半額になっていると「このまま廃棄されてしまいそうでもったいない」という気持ちで、買うこともありました。

ただ、最近は「半額で売れたものも販売実績となり、翌年の過剰生産の一助となってしまう」という話を聞いてからは、半額であっても買わないようにしています。

恵方巻の価格も高騰してきていて、半額であっても日ごろの通常価格よりも割高感がありますので、購入するメリットもあまり感じられません。

みい

廃棄されるよりは買ってあげたいという気持ちもあるのですが…。難しい問題ですね^^;

恵方巻大量廃棄対策2025 まとめ

手のひらと虹

恵方巻は日持ちしないというその性質から、毎年大量のフードロスを生み出しています。

スーパーやコンビニでは恵方巻の予約販売を受け付けるなどして、フードロス問題に取り組んではいるももの、いまだに過剰生産、大量廃棄の状態が続いています。

2024年も恵方巻の廃棄量が減ったというニュースはなく、例年通り大量の恵方巻が廃棄されるようすがニュースで流れていました。

「もったいない」「いただきます」「食べ物を大切にする」という文化をもつ日本人として、食べられる恵方巻が何トンも廃棄されている映像に心を痛める方は多いのではないでしょうか。

消費者として、恵方巻の風習をどう付き合っていくのかを一人一人が考えていくことが大切でしょう。

大量の恵方巻が廃棄されるようなことがないように願います。

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密かに小2娘の知育を頑張るママ
塾なし中学受験を目指してます
これは知育におすすめ!
と思ったことを発信しています。

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