私は劇団四季のミュージカルが大好き。
四季の会にも20年以上所属し、年に数回は劇団四季のミュージカルを観劇しています。
私には小学生の娘がいて、「いつか娘と一緒に劇団四季を楽しみたいな」とあこがれていました。
そして劇団四季の「美女と野獣」のチケットを取り、その日を楽しみにしていました。
娘はHSP(Highly Sensitive Person)の気質があり、臆病で薄暗い場所と大きな音が苦手な性格です。
もう小学年生だからそろそろ劇団四季も楽しめるかなと一緒に行ったのですが…。
当日の娘の反応は予想外のものでした。
今回は「HSP気質の娘と劇団四季ミュージカルに行ったときの体験談」をお伝えします。
- HSP気質のお子さんがいる
- 子どもと劇団四季のミュージカルに行こうと思っている
娘はHSP気質
娘は、人見知りが強く臆病な子どもです。
そして薄暗い場所と大きな音が苦手。
幼児期は、公園などで他のお子さんが遊具を使っているときには決して近づかず、誰もいなくなってから遊んだり、トイレを流す音が苦手でトイレを嫌がったり、車が近くを通り過ぎるときにはいつも立ち止まって両手で耳をふさいだりしていました。
そんな娘の性格が気になり、ネットで調べてみるとどうやらHSPの気質がありそう。
HSPについて知れば知るほど、娘に当てはまることが多いなと感じていました。
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、人一倍繊細な気質をもって生まれた人という意味です。
こうした気質を持つ人は職場や家庭など生活の中で気疲れしやすく、生きづらいと感じているタイプの方が多いのです。
薄暗い場所が苦手
小さな頃から、娘は薄暗い場所が苦手でした。
プラネタリウムや映画館に「怖い」と言って入ることができなかったことが何度もあります。
遊園地などのアトラクションで少し暗い屋内に入ることも苦手。
サンリオピューロランドでは、ほとんどすべての部屋に入ることができずにそのまま帰ってきたこともあります。
きっとディズニーランドもダメだろうな…と思い、連れて行ったことはありません。
それでも、大きくなるにつれて徐々に許容範囲が大きくなってきて、プラネタリウムは楽しめるようになってきていました。
大きな音が苦手
娘は大きな音が苦手です。
テレビのボリュームは聞こえるかどうかギリギリの音量を好み、タブレットで動画を見るときは「これ本当に音が出てる?」と確認したくなるような小さな音量。
いまだに、トイレのフラッシュ音も苦手で、特に外出先のトイレには一人で入りたがりません。
劇団四季の「美女と野獣」に子どもと行った口コミ
娘が小2の夏休み、念願の劇団四季の「美女と野獣」を観に行きました。
約8カ月前に予約した、舞台がよく見える真ん中の席。
きっと喜ぶだろうな…と私はワクワク。
会場内に入ると「なんか怖い…」と娘はソワソワ。
嫌な予感^^;
華やかなステージが始まれば、きっと笑顔になるだろうと思っていたけど、オープニングのド迫力の音楽に娘の小さな身体はビクッとなり、その後私の腕にしがみついたまま固まってしまった娘^^;
上目遣いで不安そうな表情のまま第一幕が終了。
トイレに行くために、会場の外に出ると「もう見たくない…」と浮かない表情。
一応席に戻り、第二幕開始。
野獣が殺されかけ、ベルが「愛している」というあの名シーンの頃、私の腕に娘の涙が。
「娘、泣いてる…?まさか、感動してる…⁇」
と思ったら、やはりそうではなく音響の音の大きさに怯えて泣き出してしまっていました。
ぽろぽろと大粒の涙をこぼす娘。
そして、美女と野獣はフィナーレを迎えました。
カーテンコールの後、出演者たちが姿を消すと
「学童に行った方が良かった」と娘から一言。
あーショック…
HSPの子どもには「美女と野獣」はつらかった
劇団四季の「美女と野獣」には、暗いシーンが多く音響も迫力があるため、HSPの娘にはつらい環境だったようです。
よく知っているストーリーで、プリンセスもののお話だったので大丈夫かなと思っていたのですがダメでした。
「薄暗い場所が怖い」「大きな音が苦手」という同じ理由で、映画にもほとんど連れて行ったことがなかったので、まずは映画館で落ち着いて映画を観ることができるのかを試してくれば良かったかなと思いました。
まとめ
HSP気質のお子さんで「暗い部屋や大きな音」が苦手な子は、劇団四季のミュージカルが苦手だと感じるかもしれません。
「うちの子大丈夫かな」と心配なご家庭は、お子さんが小さいうちは無理をせずに少し大きくなってからの方が無難でしょう。
そろそろ、劇団四季にも一緒に行こうと思ったら、まずは映画館で映画を楽しめるかを確認して、本人とよく相談してからミュージカルを観に行くことをおすすめします。
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