落語はお話を想像力で楽しむ芸能なので、賢い人ほど楽しめる娯楽と言われています。
落語を知れば知るほど語彙力も想像力も育つとか。
私は最近まで落語のことはほとんど何も知りませんでしたが、娘と一緒に落語を聴きはじめ、今では親子で寄席に通うようになりました。
今回は、「娘が落語が大好きになるまでどんなことをしたのか」「子ども落語がおすすめな理由」を振り返ってまとめてみました。
親子で落語を楽しんでいます。本当におすすめです!
子どもと落語を聞き始めたきっかけ
娘が5歳くらいのある日、「子ども落語」がどうやら知育に良いらしいと知りました。
私は落語を聞いたことが全然なく、落語がどういうものかわからなかったのですが、図書館で子ども落語のCDを試しに借りてみることにしました。
図書館から帰り、早速娘と聴いてみたのですが、正直言うと最初は親子ともによく分からなくて楽しめませんでした^^;
それでも、時々落語のCDを借りて聴くようにしました。
落語絵本の読み聞かせ
「子ども 落語」「子ども 寄席」「落語 絵本」などのキーワードで調べてみると、子どもでも楽しめるような落語の本がいくつかヒットしました。
購入したり、図書館で借りたりして読み聞かせをするようにしました。
川端誠さんの落語絵本シリーズ
川端誠さんの落語絵本シリーズは絵もすばらしくてとても楽しいです。
たくさんのお話があるので、図書館で次々に借りてきて読みきかせをしました。
絵本なので、場面をイメージしやすく子どもも楽しんでいるようでした。
心を育てるはじめての落語101
「心をそだてる はじめての落語101」はとってもおすすめです。
「寿限無」「時そば」「まんじゅうこわい」など、有名なお話をはじめ、古典落語から楽しい話が厳選されてたくさん入っています。
こちらの本は、娘が落語好きになったきっかけだと思っています。
毎晩のように、1~2話くらいずつ読み聞かせしました。
この1冊を読み終わるころには、母娘ともに定番の話を覚え、落語に詳しくなっていました。
寝る前に落語の読み聞かせをしていると、娘が笑いすぎてなかなか寝なくなってしまう日もありましたが、それも楽しい思い出です^^
5分落語は子どもにも分かりやすい
ある日、「5分落語」という落語のCDを図書館で見つけて借りてみました。
落語のCDの多くは、寄席を録音している形のものが多く雑音が気になるものもあるのですが、5分落語はおそらくスタジオで収録していて、とても音声がクリアで聴きやすかったです。
落語は1席が20分くらいあるものも多く、小さな子どもは集中力が持たないこともあるのですが、「5分落語」は、その名の通り、1話が5分でまとめてあるので簡潔明瞭でテンポが良いのが特徴。
これは面白くて聞きやすい!と思い、「5分落語」の全10巻を図書館で次々と借りてきました。
1巻に10席、10巻で100席のお話を聞くことができるので、メジャーなお話はほとんど網羅されています。
第1巻には特にメジャーな10席が収録されています。
\落語初心者や子どもににおすすめ!/
落語には、日本ならではの言葉遊びが多く出てきます。
子どもが大好きなダジャレやコミカルな言葉のリズムは耳馴染みがよく、娘はケタケタ笑いながら楽しそうに聞いていいます。
「5分落語」は分かりやすいので、落語初心者の方やお子さんにおすすめです!
子ども落語のワークショップ
夏休みなどに自治体主催の古典芸能のワークショップが開催されることがあります。
日本舞踊、和太鼓、紙切り、狂言などの中に落語もあったので、参加してみることに。
会場に到着すると小学校低学年の子ども達が10人くらい集まっていました。
落語家さんがまず「落語とは、高座に落語家が一人で座り、扇子と手ぬぐいだけを使って、一人で何役もの役をこなしてお話をする話芸です。」というような説明をしてくれました。
そして子どもたちにも扇子でそばを食べる演技を教えてくれたり、小話をいくつか教えてくれたりしました。
実際に高座に座り、習いたての小話を披露する度胸のあるお子さんもいました。
最後には、落語家さんから「寿限無」のお話をしていただき、盛りだくさんの1時間。
子ども達もみんな楽しそうでした。
この時、娘は初めて目の前の落語家さんから落語を聞く体験ができました。
桂宮治さんの「子ども落語」に参加
夏休みの終わりに、近くの地域センターで笑点メンバーの桂宮治さんの「子ども落語」というイベントがありました。
会場は子ども連れの親子ばかり。
初めて落語を聞く子どもにも分かりやすく落語についての説明をしてくださり、「初天神」のお話をしてくださいました。
今振り返ってみると、この日をきっかけに一気に火がついて落語好きになったような気がします。
やっぱり、実際に目の前で落語家さんのお話を聞くことが、大きな刺激になったのかなと思います。
その日を境に、四六時中「ママー、落語聞きたい!」と言われるようになりました。
桂宮治さんが出演されている日本テレビの「笑点」の大ファンになり、毎週録画して楽しみに観るようになりました。笑
Audible(オーディブル)で落語を聴く
Audible(オーディブル)とは、書籍を、プロのナレーターが読み上げてくれてるオーディオブックです。
オーディオブックとは、耳で聴く本です。
オーディブルには、子どもにおすすめな落語のコンテンツもたくさんあります。
その中で我が家のお気に入りはこちら↓
1席7~8分でまとめられていて、とても聴きやすかったです。
1~10巻まであるので、約10時間も楽しめます。
オーディブルには他にもいくつか子どもが楽しめる落語のコンテンツがあります↓
オーディブルには、落語以外にも子どもの知育になるような優良なコンテンツが溢れています。
オーディブルは月額1500円の定額聴き放題サービスです。
30日間の無料体験があるので、興味のある方は試してみることをおすすめします。
娘は、落語以外にも歴史の話や英語などもオーディブルでたくさん聴いています。
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オーディブルにについてはこちらの記事にも詳しく書いてます↓
賢い子に育つ?落語のメリット
落語は、さまざまなメリットがあります。
気楽に楽しく聞いてにこにこ笑いながら、このようなことが身につくので一石二鳥以上です。
知識が増える
落語が流行したのは江戸時代。
長屋で暮らす町人のようすがイメージできる作品が多いです。
電気もテレビも自動車もない江戸の暮らしを想像しながら聞いていると、日本の文化や歴史についても多くのことを学ぶことができます。
語彙が増える
落語のお話には、俳句や短歌、ことわざや慣用句、漢字や四字熟語、日本の昔話や物語などを織り交ぜているものも多く、語彙が増えます。
娘は落語を聴くようになってから、一気に語彙が増えたなと感じます。
想像力が豊かになる
落語は頭の中で場面をイメージして楽しむ娯楽なので、想像力が豊かになります。
落語には、子どもには馴染みのないような表現や、言い回しなども出てきますが、娘はその場面がイメージできているみたい。
落語を聴きながらケタケタとよく笑っています。
コミュニケーションが上手になる
落語を聞き続けているうちに、自分も人を笑わせたいという気持ちも育っているように感じます。
人を楽しませることは素晴らしいことですから、明るくコミュニケーション上手になりそう。
周りの人から可愛がられるような愛嬌のある性格になっていっている気がしています。
「落語が好き」と伝えると、年配の方々からもよく可愛がられます。
落語が世代を超えた共通の話題になっています。
子ども落語で賢い子に育てる まとめ
最初は、親子ともに落語の知識はなかったのですが、「落語のCDを聴くこと」と「落語絵本の読み聞かせ」をしているうちに徐々に楽しめるようになってきました。
落語の知識が備わってきたころに、実際に落語家さんのお話を聞くことで一気に親子で落語のファンに。
落語を楽しんでいるうちに、語彙は増え、想像力は育ち、賢い子に育ってきている気がします 笑
よく笑い、人を笑わせることも好きになり、性格も明るくなったように思います。
機会があれば、是非寄席も楽しんでもらえたらと思います。
子ども落語はメリットがたくさんあるので、心からおすすめしたいです!
\落語のオンラインの習い事/
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