算数は苦手にさせたくない教科の一つですね。
小学校に入学してしばらくすると算数でつまづいてしまうお子さんが出てくるそうです。
「算数が苦手、算数がきらい」と子どもが思ってしまうと、さらに算数が不得意になってしまうという悪循環。
できれば、苦手意識を持つことなく学習をすすめたいものです。
今回は、「算数は面白い」「算数は楽しい」と思ってもらえるようなおうち学習についてまとめてみました。
小学生向けプログラミング【テックキッズスクール】- 子どもに算数が得意になってもらいたい
- 中学受験の予定がある。または中学受験を検討している
- 算数が得意になるために、おうちでできることを取り入れたい
- 既に算数の苦手意識があり克服したい
- ドリル類以外の算数の学習方法が知りたい
日常生活の中で算数にふれて算数が得意になる
なんでも数える
3歳くらいになると、数を数えることができるようになります。
大袋でお菓子を買ったときや、1パックのいちごを買ったときなどに「何個あるかなー」と声をかけると、子どもは喜んで数えてくれます。
4~5歳になると、「パパと3人で分けるには何個ずつになる?」「1人3個ずつにしたいんだけど何個必要?」などと話しながら、お菓子を分けたり、サラダのプチトマトを盛りつけたりすることを頼むと、これまた嬉しそうに考えながら手伝ってくれます。
自然と、簡単なたし算やひき算の練習になったり、かけ算やわり算の練習にもなります。
ピザやホットケーキを切り分ける時にも、6等分、8等分と説明しながらだと分数の考え方にもつながっていきます。
お風呂には計量カップとペットボトル
お風呂には計量カップとペットボトルを用意するとおもちゃ代わりになってとても良いです。
ペットボトルは300ml、500ml、1L、2L の4種類。
あと、たまにヤクルトの容器も。
計量カップではかったお湯をペットボトルに注いだり、ペットボトルやヤクルトの容器でお湯をすくい、計量カップで計ってみたり、適当に遊んでます。
1Lのペットボトルで遊びながら「これは牛乳パックと同じ量だよ」なんて話したりもします。
量の感覚やリットルとミリリットルの単位の感覚が身につくかなと思っています。
ポスター類は上手に活用
九九ポスターをリビングやお風呂に貼られているご家庭も多いと思います。
小さいお子さんは数のイメージがしにくいので、できれば数字の羅列だけではなく絵も入っているものがおすすめです。
平面、立体図形もポスターになっていますのでおすすめです。
↓学習ポスターについてはこちらにもいろいろ書いてます^^
遊びの中で算数にふれて算数が得意になる
100玉そろばん
100玉そろばんは、知育をがんばるご家庭で持っていない方はいないような気がしますが、一応紹介します。
1歳前後の時はがしゃがしゃと戯れ、2~3歳では数える練習、4~5歳では「にーしーろーはーとー」と数えたり、「合わせて10を作る練習」「5とびで数える」など徐々に算数っぽく遊べます。6~7歳では、掛け算の数のイメージをするのにとても重宝します。
くもん「図形キューブつみき」
カラフルでかわいらしい立方体のつみき50個(5色各10個)のセットです。
最初はパターンの見本を見ながら、同じように作っていましたが、慣れてくると、自由に「これは○○だよー」と遊び始めます。
手持ちの他のつみきと組み合わせたりしてよく遊んでいました。
平面や立体図形の構成力、洞察力や推察力を育てると説明書には書かれています。
手頃なお値段で、専用の箱にしまうととてもコンパクトで場所を取らないところもとても気に入っています。
パターンブロックとタスクカード
パターンブロックはある程度ピースが多いものがおすすめです。
ブロックだけあっても、最初は遊び方のバリエーションが少なくて子どもも戸惑ってしまうので、タスクカードがあると遊びやすいです。
図形や角度の知識が遊びながら自然に身につきます。
天才ドリル
娘が小1の時に、夢中になってやっていたのが「天才ドリル」です。
かなり楽しかったみたいで、あっという間に1冊仕上げてしまっていました。
表紙に書かれているように立体図形が得意になってくれるといいなと思っています。
天才ドリルシリーズは他にもいろいろあるので、試してみたいなと思っています。
魔法の折り紙
魔法の折り紙とは
普段、何気なく折っていた折り紙。
折り紙は、実はすばらしい知育玩具です。
楽しく折っているだけで、角度や図形に親しむことができます。
その折り紙を算数や数学の勉強法として確立されたのが、杉之原先生。
杉之原先生は、主に大阪で活動されているそうですが、現在はオンラインで場所を選ばずにレッスンを受けられたり、東京でも体験会やセミナーを時々開かれています。
我が家は2022年12月のオンラインセミナーを受講しました。
「魔法の紙ひこうき」の折り方を教えてくれる親子セミナーでした。
「折り紙で算数教育革命を起こす!」「日本の子どもの学力低下をなんとか改善したい!」という杉之原先生の熱い思いが伝わってきて、ファンになりました。
「魔法の折り紙」は、杉之原眞貴先生が考案した、折り紙で算数や数学が学べるという勉強法です。目で見て、手で触れて、算数・数学の本質を理解するので、「考える力」が身につきます。
杉之原折り紙アカデミーホームページより
杉之原折り紙アカデミーで、オンライン講座なども紹介されています。
メインスタッフの家元さんというイケメンのお兄さんは、杉之原先生の教え子で、数学のエキスパートだそうですよ。
杉之原折り紙アカデミーの公式ホームページはこちら
「魔法の折り紙」シリーズの本は簡単に買えない⁈
杉之原先生の著書である写真の3冊の本は、とてもいい本なのですがなんと一般の書店では販売されていません。
生協で販売される日を待つか、自分で出版社(PHP出版)から取り寄せるしかないそうです。
簡単に手に入れるにはフリマサイトが近道かなと思います。
我が家は、フリマサイトで買いました!
魔法の折り紙遊びでは、〇角形、〇面体といった表現も多くて図形の知識が身につきそうです。
ただ、少し難しいので、ほとんど親が折ることに^^;
小学校3年生くらいになれば一人でも折れるかなと思います。
一つだけリンクを貼ることができたので貼っておきますね
魔法の計算あそび
杉之原先生の「魔法の計算あそび」の本は、2022年11月に出版された新しい本です。
折り紙あそびやトランプ遊びで算数が得意になるノウハウが詰まっています。
折り紙あそびと、19×19の暗算方法につながる計算あそびを組み合わせた著者独自の教育メソッドを紹介。あそんでいるだけで、幼児でもかけ算やわり算、分数の足し算、順列・組み合わせなどの考え方が自然と身についていきます。このメソッドは学年が上がって難しい算数になっても威力を発揮します。ポップなイラストを多数使用してわかりやすく説明。この本で、日本の算数教育に革命を起こします。
「魔法の計算あそび」より
↓こちらは、一般の書店でも購入することができます
杉之原先生は、折り紙で高学年向けの参考書「自由自在」のすべての問題が解けるって言ってましたよ。
「おうちそろばん」という選択肢
パパさん、ママさんの中には「子どもの頃にそろばんを習っていました!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「子どもにそろばんを習わせたいけれど、時間も予算もキツイ」というご家庭におすすめなのが、「おうちそろばん」です。
そろばんの初期の段階は、レッスンに通わなくてもおうちで取り組めます。
最近は、YouTubeでもそろばんの解説動画がたくさんありますので、パパやママにそろばん経験がなくても動画を見ながら「おうちそろばん」に取り組むご家庭もあるようです。
塾にほとんど通わずに開成高校に合格したぎん太くんの「おうち遊び勉強法」でも、「家庭で半年くらいそろばんを習った」というエピソードが紹介されています。
わずか半年間のおうちそろばんでも大変役に立ったと書かれていました。
「おうち遊び学習法」には本当にマネしたいことがたくさんあります。
「おうちそろばん」については別記事で紹介しています。
ドリルのやりすぎ注意⁉
算数というと、「計算問題をたくさんこなすイメージ」があるかもしれませんが、長期的に見ると計算力よりも文章題や図形に強くなる方が算数や数学において後伸びするといわれています。
幼児期~低学年の時に、計算問題ばかりに取り組み、かけ算わり算もすらすらこなして「自分は算数が得意だ!」と思っていたお子さんが、文章題になると解けなくなり自信を失ってしまう…なんてこともあるとか。
なので、計算力の強化はほどほどに取り組み、読解力と図形にも力を入れていくことがおすすめです。
まとめ
算数が得意になるためには、机に向かってプリントをたくさんこなす以外にもたくさんの方法があります。
幼児~低学年のうちは、勉強嫌いにさせてしまっては本末転倒ですので、暮らしの中や、遊びの中から算数の芽を育ててあげると良いと思います。
理科や社会のおうち学習については別記事で紹介しています。
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