このミス大賞受賞の小西マサテルの新作「名探偵じゃなくても」発売!

名探偵じゃなくても

※この記事にはプロモーションが含まれています

昨年(2022年)のこのミステリーがすごい(このミス)の大賞小西マサテルさんの作品「名探偵のままでいて」が選ばれたとき、私は本当に驚きました!

なぜ驚いたのか?

それは…

小西マサテルさんは友達のご主人だったからです!

2023年1月7日に発売となった「名探偵のままでいては10万部を超える大ヒットとなっています。

そして、待望のシリーズ第二弾「名探偵じゃなくても」が12月8日に発売となります。

今回は「小西マサテル著「名探偵のままでいて」」「シリーズ新作「名探偵じゃなくても」」「小西マサテルさんとはどんな作家なのか」などについて紹介したいと思います。

この記事はこのような方におすすめです
  • 「名探偵のままでいて」のファン
  • 「名探偵じゃなくても」を読んでみたい
  • 小西マサテルさんという作家が気になる
目次

友人からの驚きの報告

昨年のある日、高校時代からの友人とランチをしながらお話していると、突然驚くような話をされました。

うちのパパね、今、初めてミステリー小説書いてるの!

作家の世界については何も知らない私ですが、ミステリー作家は狭き門ということは直感的に分かりました。

そして後日、LINEでやり取りしていると…

パパの作品、応募したら一次審査通過したの~

みい

そうなの?すごいね~!

パパの作品、二次審査通過したの~

みい

初めての作品でそれってすごいことなんじゃない?

パパの作品、大賞に選ばれた!!

みい

えっ、大賞??本当に??

「このミステリーがすごい」ってっ知ってる?

みい

えーーーーっ!!
大賞って、このミスだったの??
凄すぎなんだけど!!

宝島社「このミステリーがすごい!」とは

本棚

このミステリーがすごい!』は、1988年から『別冊宝島』(宝島社)で発行されている、ミステリー小説のブック・ランキング、またはそのランキングや覆面座談会・作品紹介の掲載されたミステリーのガイドブックです。

略称は「このミス」として知られています。

ランキングは投票形式で選ばれ、国内部門と海外部門よりそれぞれベスト10の作品が選ばれます。

2002年からは新人作家の作品を募集した『このミステリーがすごい!』大賞が創設されました。

本大賞創設の意図は、面白い作品・新しい才能を発掘・育成する新しいシステムを構築することにあります。ミステリー&エンターテインメントの分野で渾身の一作を世に問いたいという人や、自分の作品に関して書評家からアドバイスを受けてみたいという人を、インターネットを通して読者・書評家・編集者と結びつけるのが、この賞です。

宝島社 公式ホームページより

このミス大賞受賞「名探偵のままでいて」

名探偵のままでいて

2023年1月7日に、このミステリー大賞受賞作品である「名探偵のままでいて」が宝島社より発売となりました。

「名探偵のままでいて」あらすじ

かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、七十一歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。 しかし、小学校教師である孫娘の楓が、身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった!そんな中、やがて楓の人生に関わる重大な事件が……。

「名探偵のままでいて」のお話の中では、認知症の祖父がいわゆる”安楽椅子探偵”といて謎解きをしていきます。

認知症の高齢者が謎解きをしていくという設定が、これまでのミステリー小説にない新しいアプローチと言われています。

最終選考委員選評


●レビー小体型認知症を患う老人が安楽椅子探偵をつとめる〝日常の謎〟系の本格ミステリー連作。ラストがきれいに決まっている。
(大森望/翻訳家・書評家)

●マニア心をそそられる趣向が凝らされており、古典作品へのオマージュも好印象。ディーヴァーのリンカーン・ライムのヴァリエーションのようだ。
(香山二三郎/コラムニスト)

●キャラクターが非常に魅力的。彼らの会話がとっても楽しい! 全体を通しての空気感、安定感が秀逸でした。魅力的な物語を書き続けていける方だと確信しました。
(瀧井朝世/ライター)

「名探偵のままでいて」口コミ

アマゾンでは、2023年12月6日現在、星4.2(口コミ総数387)の評価となっています。

X(旧Twitter)でも、「名探偵のままでいて」に関する投稿が多数あります。

みい

面白い、温かい、読みやすい、心にしみる、感動した、テンポがよい、何度も読みたくなる、早く続編が読みたいetc…大好評のようです^^

\実はまだ読んでないよ…という方は是非!/

「名探偵のままでいて」誕生秘話

車いす

お父さまが認知症に

執筆のきっかけは~(中略)~世間でこの認知症への誤解が広がっているのを知り、少しでも世間の理解が深まるといいな、発信できればいいな、と思うようになったんです。

宝島社 名探偵のままでいて 特設サイトより

著者である小西マサテルさんのお父さまは、高齢になってからはレビー小体型認知症を患っていました。

小西さんは高知県で一人暮らしをされていたお父さまを東京の自宅近くの施設に迎え、約5年間、家族で温かくケアされていました。

そんな認知症のお父さまを介護した経験から、「名探偵のままでいて」の構想が生まれたそうです。

物語の中で祖父が認知症の症状である幻覚を訴えるいくつかのシーンは、実際に小西さんのお父さまが言っていたことなど実話の部分もあるとのこと。

小西さんの結婚式にも参列させていただいたので、お父さまにもお会いしたことがあります。

ユーモアのある温かいキャラクターがとても印象に残っています。

私自身、看護師として高齢者施設で働いていた経験があることもあり、小西さんの奥様(私の友人)がお父さまの介護のようすをよく話してくれていました。

高齢者の方が高齢者施設に入居されると、面会になかなか来られないというご家族も多いのですが、小西さんの家族は週に何度かは必ず施設を訪れ、散歩に連れ出したり、差し入れをしたりとかなりお父さまを大切にされていました。

小西さんのお父さまは「最後までご家族に大切にされていた幸せな終末期を過ごされた方だな」という印象を持っています。

そんな家族の温かさが「名探偵のままでいて」の作品全体から伝わってくるような気がしています。

高齢者を大切にという想い

パパはね、老害っていう言葉が嫌なんだって
高齢者は役に立たないみたいな考え方に対して、思うところがあるみたい

著者の小西さんご自身から聞いた話ではないのですが、奥さまからこのように聞きました。

この本には、高齢者や認知症の方に対する社会の風潮に対するメッセージも含まれているようです。

普段はつじつまの合わないことを話すこともある認知症の高齢者が事件の謎を解いていくという設定も、そんな想いから生まれたようです。

小西マサテルさんはこんな人

✓1965年生まれ
✓高知県出身
✓明治大学文学部出身
✓高校時代は落語研究会に所属
(ウッチャンナンチャンの南原清隆さんは1学年上の先輩)
✓コンビを組み漫才に力をいれていたこともある
✓現役の放送作家
(人気ラジオ番組オールナイトニッポンなど)
✓趣味・特技は落語

みい

この写真は少しミステリアスでかっこいい雰囲気ですが、お会いした印象はいつもニコニコされていて、とってもおもしろいパパさんです^^

12月8日続編「名探偵じゃなくても」発売!

テーブルに積んである本

2023年12月8日、「名探偵のままでいて」のシリーズ続編「名探偵じゃなくても」が発売となります!

小西マサテルさんの故郷の高知県で、サイン会なども予定されているそうです。

\待望のシリーズ第2弾!/

小西マサテルの新作「名探偵じゃなくても」 まとめ

昨年、このミステリーがすごい!で大賞を受賞した小西マサテルさんのシリーズ第二弾「名探偵じゃなくても」が、2023年12月8日に発売となります。

前作「名探偵のままでいて」は10万部を超える大ヒットとなりました。

ミステリー作品でありながら、家族の愛も描かれている作品の温かい雰囲気は、実際に著者の小西さんが認知症のお父さまを介護された中で感じたことが反映されています。

ミステリーと老いとほんのり恋愛、そして家族愛は第二弾の「名探偵じゃなくても」にも受け継がれているようです。

今回もとても素晴らしい作品に仕上がっていると思いますので、是非手に取ってみて下さい^^

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この記事を書いた人

密かに小2娘の知育を頑張るママ
塾なし中学受験を目指してます
これは知育におすすめ!
と思ったことを発信しています。

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