先日小学校低学年の子どもと初めて高尾山登山に行きました。
初心者や子連れの方向けの往復所要時間の目安、登山ルートの選び方、費用などについて紹介したいと思います。
- 登山初心者であり、高尾山登山の予定がある
- 子連れでの高尾山登山を検討している
初心者・子連れに人気な高尾山登山とは
新宿駅から約1時間というアクセスのよさでありながら、自然がいっぱいの高尾山は、登山者数なんと世界一!
2007年にミシュランガイドの三ツ星観光地に選定されてから、ますます知名度をあげました。
標高599mの小さな山で、ケーブルカーで472m地点まで行くことができるので初心者や子どもでも登れる山としても有名です。
高尾山へのアクセスと交通費(電車の場合)
東京都心から電車を利用し高尾山登山を目指す場合、 最もアクセスの良い駅は「京王線 高尾山口駅」となります。
新宿から京王線を利用する場合
「京王線 高尾山口駅」へは、新宿駅から京王線1本で1時間弱で行くことができます。
土日祝日は、高尾山口駅まで直通の京王ライナー「Mt.TAKAO」号が出ており、新宿からノンストップで高尾山口駅まで行きます。
乗車券は運賃とは別に410円かかります。
新宿駅を9:00、10:00、11:00発の3本期間限定で出ており、それぞれ1時間以内で新宿と高尾山口を繋ぎます。
※座席指定券が必要になります。
JR線を利用する場合
JR中央線から高尾駅へアクセスし、京王線へ乗り換え高尾山口駅へ行く方法もあります。
中央線の中央特快を利用すれば高尾駅まで座れることが多いのでとても楽です。
通常の快速電車は、途中ほぼ中央特快に抜かれるので、東京駅からなら中央特快に乗車しましょう。
<京王線の場合>
新宿⇔高尾山口
(片道430円)
※京王ライナー「Mt.TAKAO号」利用の場合は+410円かかります
<JR高尾駅で京王線に乗り換えた場合>
新宿⇔高尾駅 高尾駅⇔高尾山口
(片道720円)
指定席でゆったりと向かい方には、京王ライナー「Mt.TAKAO号」がおすすめです!
高尾山への車でアクセスと駐車場
都心から高尾山へ車でのアクセス方法は、ほぼ中央自動車道の八王子JCTから圏央道に入り、南(海老名方面)へ行き1つ目のICの高尾山ICで降りて、国道20号線を新宿方面へ戻り約5分で高尾山近辺の駐車場がある場所につきます。
高尾山周辺の駐車場
車でアクセスする際に心配なのが駐車場です。
周辺の駐車場を紹介します。
八王子市営高尾山麓駐車場
収容台数は80台。24時間空いています。
料金は8:00~17:00は30分150円、17:00~8:00は60分150円で、12時間最大800円です。
(繁忙期、土日祝日は1,000円です。)
京王高尾山駐車場
収容台数は80台。24時間空いています。
料金は8:00~17:00は30分200円(土日祝日は300円)、17:00~8:00は30分150円です。
12時間までの最大料金が平日1,500円で土日祝日は2,500円です。
※京王高尾山温泉極楽湯を利用の方は3時間まで無料です。
氷川神社駐車場
収容台数40台。
料金は1日単位で1日1,500円。
薬王院祈祷殿駐車場
収容台数は250台。
※お寺の行事が優先されるため、入れないこともありますので注意が必要です。
8:00~16:00で料金は500円。
初心者・子連れでの高尾山登山所要時間の目安
先日、10月の日曜日に小学校低学年の娘と高尾山に行った時のタイムスケジュールを紹介します。
登山初心者の方にも参考になると思います。
休憩をちょこちょこ取りながら、無理のないペースで往復しました。
行きはリフトを利用し4号路で頂上を目指し、帰りは1号路を通り、ケーブルカーやリフトは利用せず徒歩で下山しました。
京王線にて高尾山口駅に到着しました。
車内では座ることができ、ゆったりと過ごすことができました。
チケット売り場には10人程度の人のみ。
混雑はなく、すぐにチケットを購入することができました。
とりあえず、片道分のみチケットを購入。
リフトも待ち時間ゼロですぐに乗ることができました。
リフト乗車初体験の娘は、少し怖がりながらも、楽しそうに乗っていました♪
いよいよ登山開始!
美味しそうなおだんごを見つけ、早速おだんご休憩。
名物の「三福だんご」はおだんごがほんのり甘く、みそだれとマッチしていて本当に美味しかったです。
さる園に立ち寄りました。
飼育員さんの解説を聞いたり、さるにえさやりをしたりして楽しみました。
野草園も、気持ちよくお散歩できました。
いくつかの登山道の中で、4号路(吊り橋ルート)を選択しました。
1時間くらい、山歩きを楽しみました。
小さいお子さま連れでは、歩きにくいかもしれませんが、小学校低学年以上のお子さんであれば問題なく歩けます。
山頂の少し手前の山道にベンチがいくつか設置されていました。
そのあたりでお弁当を食べました。
山頂に到着!
登山道はいくつかのルートがあるので、それほど混雑を感じませんでしたが、頂上付近に到着するとたくさんの人がいました。
頂上の茶屋は行列していました。
「高尾山山頂」と書かれた撮影スポットの前もたくさんの人が並んでいて、5-10分は待たないと写真は撮れなさそうでした。
景色を眺めたり、少し休憩をして下山を開始。
リフト乗り場にたどり着くと、リフトを乗るための長い行列ができていました。
リフトに乗るために少なくとも30分は待ちそうな様子。
その辺りから「高尾山口まで徒歩40分」とのこと。
子どもも元気な様子だったので、引き続き歩いて下山することにしました。
無事に下山。おいしい、酒まんじゅうとおだんごで一休み。
娘のリクエストで、高尾山口駅前にあるトリックアート美術館に立ち寄りました。
館内は少し混雑していたのと、地下2階から地上2階までの移動がすべて階段だったので、登山後に立ち寄るには大人にとっては少し大変でした^^;
トリックアート美術館では、たくさんの面白い写真を撮ることができました。
子どもは大喜びでした♪
高尾山口駅から京王線に乗り込みました。
乗車時には混雑はなく、座って新宿まで帰ることができました。
高尾山登山の費用(参考)
今回の、我が家の高尾山登山にかかった費用はこちらになります。
(大人1人、小学生1人の費用です)
大人 | 小学生 | |
往復交通費 (新宿⇔高尾山口) | 860円 | 430円 |
リフト代 (片道のみ) | 490円 | 250円 |
さる園 | 500円 | 250円 |
さるのエサ | 100円 | |
三福だんご | 400円 | |
まんじゅうなど | 330円 | |
トリックアート美術館 | 1400円 | 760円 |
合計 5770円になりました。
初心者・子連れにおすすめなルート
未就学児のお子さんがいる方には、とにかく1号路が無難です。
1号路はすべて舗装されているので、軽装備でもベビーカーでも山頂を目指すことができます。
小学校低学年くらいになれば3号路や4号路で山道を歩くことも楽しいと思いますが、1号路以外の登山道にはトイレがありませんので注意が必要です。
ガイドブックによっては、3号路や4号路も「未就学児でも歩ける」と書かれていることがありますが、ハイシーズンになると、狭い山道の前からも後ろからも登山客がたくさん来て渋滞してしまいますので、未就学児がヨチヨチと歩いているととても危険です。
また、お子さんによっては1時間山道を歩く体力がなかったり、機嫌が悪くなって歩かなくなってしまうこともありますので、ルート選びは慎重に行うことをおすすめします。
子どもが4歳の時に4号路から山頂を目指したのですが、子どもが疲れてしまい歩けなくなり、抱っこして登ったのが本当につらかったです…。
初心者や子連れ登山におすすめなガイドブック
これから少しずつ山登りを楽しみたいなという初心者の方やお子さま連れの方に、こちらの本は大変おすすめです。
子連れ向けの本ではありますが、大人の初心者の方にも参考になると思います。
高尾山以外にも、都心からアクセスのよい初心者向けの山がたくさん紹介されています。
初心者・子連れの高尾山登山の所要時間と費用 まとめ
我が家は電車で高尾山へ行き、お弁当を持参していたので低予算で一日楽しむことができました。
さる園に寄ったり休憩を多く取ったりしましたが、9:30~14:30(約5時間)で、高尾山を往復することができました。
リフト券を往復分買わずに、混雑状況に合わせて徒歩で下山することを選択するなど、柔軟に対応できたことも良かったなと思っています。
早めに高尾山に到着したことでリフトの待ち時間がなく、お弁当を持参していたことで時間のムダが少なく、帰りにトリックアート美術館に立ち寄る時間を取ることもでき、充実した一日を過ごすことができました。
高尾山登山で混雑を避けるコツについては別記事で詳しく紹介していますので、参考になれば嬉しく思います。
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