新一年生の入学準備といってまず思い浮かぶものの一つはランドセルではないでしょうか?
最近のランドセルは、カラーバリエーションも豊富になり選択肢が増えました。
日本のこれまでの風習では
「新一年生には新しいランドセル」
「中古のランドセルではかわいそう」
そんな文化があるように思います。
我が家には小学2年生の娘がいますが、入学前に購入したのは中古のランドセル。
環境にもお財布にもやさしい中古ランドセルにしてよかったなと思っています。
今回は、そんな我が家の「中古ランドセルを選択した体験談」を紹介します。
- 入学準備費を節約したい
- 高額なランドセルを購入することに抵抗がある
ランドセルって本当に必要なの?
日本では、小学生になるとランドセルで通学することが一般的ですが、これは世界中で日本だけの独特な文化です。
日本の中でも、学校によってはリュックを使っているところもあるようですがまだまだランドセルが主流。
ランドセルの平均価格は、少子化による高級志向や、物価高から上昇傾向にあるとのこと。
ランドセルの平均購入額は2021年で5万5339円。(ランドセル工業会調べ)
所得が少ない世帯も増える中で、小学生に高額なランドセルが本当に必要なのでしょうか…。
中古ランドセルという選択肢
我が家は、夫婦共働きの一般的な中流家庭。
ランドセルを購入する費用に困っていたわけではありませんが、高額なランドセルを購入することには少し抵抗がありました。
そろそろ我が家もランドセルを買わないと…と思ったときに、以前一緒に働いていた先輩ママさんのことをふと思い出しました。
今のランドセルって6年使ってもすごくきれいなの。
お兄ちゃんが6年間使っていたランドセルを下の子が使うことにしたのよ。
そのママさんのご家庭は3人の男の子がいて、一番下の男の子はお下がりが当たり前になっているみたいでした。
ランドセルって、新品にこだわらなくてもいいんじゃないかな…?
フリマアプリでランドセルを探してみた
フリマアプリを覗いてみると、きれいな中古ランドセルがたくさん出品されていました。
高学年でランドセルが壊れてしまい買い直して1年しか使っていない
子どもが不登校だったのでほとんど使わなかった
転校したら指定バッグがあったのでランドセルは使わなかった
ランドセルを買ったら、両親も買ってくれたので余ってしまった
子どもがどうしても他の色のランドセルがいいというので買い直した
などのさまざまな理由で、まるで新品のようにきれいなランドセルがたくさん出品されています。
こちらから検索可能です↑
我が家にはこれで十分だわ^^
ポチッと購入
フリマアプリの中古ランドセルの中から3つくらいピックアップして娘と相談。
親子ともに気に入ったランドセルがありポチッと購入。
お値段9000円。
後日、購入したランドセルが届くと
やったー!ランドセルだー!
と大喜びでした。
「ランドセルは新品でないとかわいそう」というのは大人の思い込みであって、子どもは「自分のランドセル」ということだけで十分うれしいようでした。
中古ランドセルはかわいそう?
みんな黄色いランドセルカバー
小学校に入学する頃に、黄色いランドセルカバーと黄色い帽子が配布されました。
ランドセルに黄色のカバーをつけると…
みんな一緒!
だれが何色のどんなランドセルなのか、ほとんど分かりません。
2年生になると…?
そして2年生になり、黄色いランドセルカバーを外す頃には、親も子ども達もランドセルに対する興味も薄れているようす。
みんなランドセルを1年間使用してきているので、新品でも中古でも見分けがつきません。
娘は自分のランドセルを気に入っているようだし、わざわざ高価なランドセルを買わなくても大丈夫だったな。
中古ランドセルのメリットとデメリット
中古ランドセルのメリットはたくさんあります。
中古ランドセルのメリット
費用が安い
なんといっても安いことが一番のメリットです。
1000円くらいのものも販売されています。
新品だと6万円前後するランドセルを数千円で買うことができれば、大きな節約になります。
他にもいろいろ必要なものがあるから安くすんでよかった^^
その他の子ども費用の節約についてはこちらにまとめています
環境にやさしい
まだ使えるランドセルをリユースすることは環境にもとてもいいことです。
中古ランドセルを活用する方が増えていけば、過剰な生産を抑えることが期待できます。
ごみを減らす、使えるものは大切に使う。
これは、とても大切なことだと思っています。
中古ランドセルは、安さももちろん大きな魅力ですが、我が家は環境問題を考えて中古ランドセルを選択しました
モノを大切にする学びになる
リユース品を大切に使っていくということは、地球の環境問題を考えるきっかけにもなります。
使い捨てをやめ、一つのモノを長く大切にすることで地球を守ることにつながっていくということを学ぶことができます。
中古ランドセルのデメリット
もちろん中古ランドセルにはデメリットもあります。
カラーバリエーションが少ない
中古ランドセルの中から店頭で選ぶように、色や形を自由に選ぶことはできません。
写真で見て選んでも、実物と多少のギャップを感じる可能性もあります。
保証がない
最近のランドセルは、新品で購入すると「6年間保証」がついてくることがあります。
6年のうちに壊れることがあった場合、保証があるランドセルであれば無料で修理をしてもらえたり、交換してもらえることもあります。
中古ランドセルの場合は、不具合が発生した場合には実費で修理が必要になってしまいます。
サイズ感がわかりにくい
最近は「A4フラットファイル対応ランドセル」が主流です。
中古品だと、サイズがはっきりと表記されていないことがあるので、必ずよく確認した方がいいでしょう。
ランドセルのリサイクル
6年間使用したランドセルをリサイクルしたりリユースする運動があります。
リユース
6年間小学校生活を共に過ごしたランドセルは、そのまま捨ててしまうのはさみしいですね。
日本で中古ランドセルとしてフリマアプリで販売したり、海外に運んで発展途上国の子どもたちに使ってもらったりすることができます。
「ランドセルは海を越えて」という本は、ランドセルが海外でリユースされている状況がよく伝わる本です。
興味のある方は、是非手に取ってみてください。
リサイクル
たくさんの思い出があるランドセルを小さなランドセルや財布やパスケース、キーホルダーなどにリメイクするサービスもあります。
小物に作りかえて、手元に置いておくのも素敵ですね
中古ランドセルはかわいそう? まとめ
我が家は入学費用を抑えるために中古ランドセルを選択しましたが、現在のところ支障がありません。
中古ランドセルで十分に満足していますし、中古でかわいそうだったとは思っていません。
娘もランドセルをとても気に入っています。
入学準備費用を抑えることができ、リユースで地球環境のためにもなり、中古ランドセルを選んでよかったなと思っています。
最近は、学生服のリサイクルもよく行われるようになってきていると聞きます。
丁寧に手入れをすればまだまだ活用できるものをそのまま廃棄してしまうことはとてももったいないこと。
「ランドセルは新品があたりまえ」というような考え方も、今後は少しずつ変わっていくかもしれません。
車を購入するときに「中古車」という選択肢が当たり前にあるように、ランドセルも中古を選ぶことが気軽にできる風潮になると良いなと思っています。
限りある地球の資源を大切にして、ごみを減らしていくことは、子どもたちの生活環境を守っていくことにつながります。
物価高も続いていますので、中古ランドセルも選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
一人一人の小さな心がけで、地球を守っていけたらと思っています
入学準備の学習編についてはこちらにまとめています。
コメント
コメント一覧 (1件)
あと中古だと当たり外れがあるかもですね。フリマアプリだと必ず当たり外れがあるので。当たりでよかったですね。