海外ツアーナースの求人はどこ？海外旅行の仕事をみつけるコツ

こんにちは海外旅行大好きナースのみいです。

看護師になってうん十年が経ち、これまで看護師としてたくさんの種類の仕事をしてきました。

海外旅行が大好きで、「海外で働きたい！」なんて思ったこともあったけれど、「英語もできないし…」「日本を本格的に離れるのはちょっと…」と一歩踏み出せず^^;

そんな時に見つけたのが、「ツアーナース（旅行添乗看護師）の仕事」。

ツアーナースとは修学旅行などに看護師として同行する仕事です。

これなら、旅行感覚で楽しく仕事ができそうだなと始めてみました。

国内はもちろん、海外の仕事もあり、ツアーナースは旅行好きのナースには最高の仕事でした＾＾

今回は、「ツアーナース（旅行添乗看護師）の仕事について」「海外の求人をみつけるコツや準備」について、体験談を交えながらお伝えしたいと思います。

看護師の職場は病院だけじゃない

ツアーナースの仕事とは

ツアーナースとは、小学校、中学校、高校などの修学旅行、スポーツ合宿、社員旅行、個人団体の旅行などに、看護師として同行するお仕事です。

ここ数年はコロナ渦で、修学旅行も中止されたり短縮されたりしていましたが、そろそろ通常通りに戻りつつあります。

ツアーナースの役割は、旅行中にけがをしたり、体調不良の生徒の対応、病院受診時の付き添いなどです。

私が実際に行ったことがあるのは、国内のツアーナースでは、日光、京都・奈良、福岡、長崎、沖縄など。

林間学校だと、八ヶ岳。

スキー教室では、長野や福島などにも行きました。

ツアーナースの海外の仕事では、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドに行ったこともあります。

ツアーナースの仕事の実際

事前の打ち合わせがあることがある

毎回ではないのですが、実際の旅行の日程の前に、事前の打ち合わせがあることがありました。

実際に学校に出向いて先生方とお話をして、顔合わせをしたり、生徒さん達の健康面での情報を共有したりしました。

最近では、オンラインで打ち合わせをすることがあるかもしれません。

もちろん、うち合わせ時の交通費や時給も支給されました。

救急バッグ

旅行の前に、派遣会社から救急バッグが送られてきます。

バイタル測定セットや、ばんそうこうや包帯、シップ、ちょっとした市販薬などが入っています。

旅行当日には、自分の荷物に加えて救急バッグを持っていくので、荷物が増えてしまうことが少し大変でした。

集合・出発

集合場所は、学校であったり、東京駅であったり、空港であったりとまちまちです。

遅刻は厳禁ですので、集合場所や時間は事前によく確認しましょう。

旅行に同行

旅行中は、生徒の皆さんと行動を共にすることがほとんどです。

生徒さん達とさまざまな名所をめぐることができて、貴重な経験をさせていただけます。

しかし、例えば熱のある生徒さんがいたりすると、宿泊施設で一緒に待機となることもありました。

あとは、生徒さん達がグループや班に分かれて行動するときには、その時間に合わせてフリータイムをいただけることもありました。

福島県の喜多方に行った時には、フリータイム中に添乗員さん達と喜多方ラーメンの有名店をはしごしたり、京都では、一人で金閣寺や嵐山を散策する時間をいただけたこともあります。

病院受診への同行

けが人や、体調不良者が出ると、病院受診をするかどうかの判断を迫られることがあります。

病院受診をするかどうかは、先生方と相談して決めるのですが、「迷ったら受診する」くらいの気持ちでいいと思います。

看護師が「受診は不要」と判断して、その後容体が悪くなってしまったら責任を追及されかねません。

宿泊は基本的には個室

ほとんどの場合は、個室を与えていただけます。

一度だけ、女性の先生と相部屋ということがありました。

沖縄での平和教育の体験

ツアーナースでは、特に沖縄の修学旅行によく行きました。

プライベートで沖縄を訪れると、海で遊んだり、美ら海水族館などを観光するだけのことが多かったのですが、修学旅行で沖縄に行くとほとんど必ず平和学習があります。

平和記念公園やひめゆりの塔へ行き、戦争の悲惨さを知ったり、戦時中の防空壕（ガマ）に実際に入る体験をさせてもらえたりしました。

もっとも印象的だったのが、ひめゆりの塔です。

自分の身の危険もあり、一人また一人と友達が命を落としていくという壮絶な環境で、負傷者の手当てを行う10代の女の子たち。

辛さでイライラをぶつけてくる患者たちの暴言や暴力。

亡くなった方の遺体を外に運び出して、いつ爆撃されるのか分からない緊張感の中でご遺体を埋める穴を掘る。

そんな当時のひめゆりの子どもたちに課されていた仕事のことを考えると、「今私たちが病院で行っている看護なんておままごとみたいなものだ」と思えたのです。

もちろん、病院での勤務には今の時代でも緊張感は伴うし、責任も大きく大変であることには違いありません。

でも、自分の命が危険にされされることはないし、冷暖房の効いた清潔で安全な病院という環境の中で、十分な薬や医療器具があり、医師もそばにいて、十分な知識のある看護師たちと仕事ができるなんて恵まれている。

それ以来、仕事で多少大変なことがあっても、「このくらい、あの女の子たちと比べたら全然大したことはない」と思うようになりました。

是非機会があれば、看護師の皆さんにはひめゆりの塔に訪れてもらいたいなと思います。

何か、感じるものがきっとあると思います。

…と、少し真面目で重苦しい話になってしまいましたが…。

沖縄は海がキレイでリゾート気分を味わえるのももちろん醍醐味でした。

リゾートホテルで、リビング+２ベッドルームの豪華な部屋に泊まらせてもらったこともあります。

一人で泊まるのがもったいないくらい贅沢なお部屋でした。

また、那覇の公設市場のあんみつ屋さんのお兄さんと顔見知りになり、「また来ましたー！」「また来月も来ます＾＾」なんていう交流も生まれるなど、本当に楽しかったので沖縄の仕事があるとできるだけエントリーするようにしていました。

海外の修学旅行

私立の中学や高校は海外へ修学旅行に行くこともあります。

海外の修学旅行のツアーナースの仕事は案件が少なく、そして人気がありますので、なかなか仕事が回ってこなかったのですが、それでもオーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどに行くことができました。

海外への修学旅行でももちろん旅費は無料です！

給料は日給制で、その頃は1日13000円～15000円のことが多かったです。

5泊6日の仕事であれば約8万円くらいの給料です。

日給が高いわけではありませんが、「半分旅行」と思えばありがたいお給料だなと思っていました。

私は、予定が合わずに添乗できなかったのですが、語学学校の合宿ということで、ハワイに2週間行くような仕事を案内されたこともあります。

海外ツアーナースの求人はどこでみつけるの？

ツアーナースの仕事は派遣会社から案内があります。

仕事の案件がそれほど多くないので、あまり表には出てこない求人です。

「非公開求人」の中に隠れていることも多いです。

最近は看護師の派遣会社も本当にたくさんあるので、正直言ってどの会社がどのようなレアな案件を持っているのかは分かりません。

そんな中で、数は少ないのですがツアーナースに特化した派遣会社もあります。

「ツアーナースをやってみたい」「しかもレアな好条件の仕事を見つけたい」ということであれば、「複数の派遣会社に登録し、希望の仕事の案内が来るのを待つ」ということが基本になります。

海外ツアーナースの求人をみつけるステップ

複数の派遣会社への登録をする

まずは、看護師の派遣会社に登録をすることです。

そして、登録時に「ツアーナースの仕事がしたい」「ツアーナースの仕事はありますか」と明確に伝えましょう。

しっかりと伝えておけば、ツアーナースの仕事があるときに、案内が来るはずです。

小学生の林間学校や、修学旅行のツアーナースの仕事は「MCナースネット」から引き受けていました。

「MCナースネット」からは、海外の仕事を案内されることはありませんでしたが、清里や日光などの仕事は多くありました。

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ツアーナースの求人のある看護師派遣会社

その他にツアーナースの求人を取り扱っている派遣会社です。

ナイチンゲール

日本ツアーナースセンター

アテンダントナース

その他の看護師派遣会社

新しい看護師の派遣会社が次々とつくられています。

どの派遣会社に好条件のツアーナースの仕事が眠っているのかが、正直に言ってわかりません。

いくつかの派遣会社に登録をして様子をみてみるといいでしょう。

希望の仕事が案内されないようであれば、さらに他の派遣会社にも登録をしていくと良いと思います。

窓口はたくさんあった方がいいので、いくつかの派遣会社を載せておきます。

まずは国内の仕事で経験値を積む

ざっくりというと、MCナースネットで何件かのツアーナースの仕事を引き受けて経験を積んでから、他の派遣会社からぽつりぽつりと希望の行先の仕事を引き受けました。

他の派遣会社でツアーナースの仕事を案内されたときに「ツアーナースの経験があります」と言えた方がいいです。

派遣会社の方も、ツアーナースの経験がない人には、人気の高い仕事を案内することはあまりないようです。

ツアーナースの仕事を終えると、事後にアンケートで学校側から看護師が評価される仕組みになっています。

時間を守る、あいさつをする、身だしなみを整える、生徒や先生方に丁寧に対応するといったような基本的な仕事への姿勢は大切にしましょう。

いくつかの仕事を任せて、学校側からの評価が高い看護師に優先的に仕事を案内しているようでした。

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英語の勉強をしておく

海外のツアーナースを目指すなら、英語を勉強しておいた方がいいです！

海外のツアーナースは「英語ができなくてもOK」という求人もありますが、「簡単な日常会話が英語でできる人」という条件の仕事もあります。

英語を身につけることはすぐにできることではないので、今のうちから少しずつ英語力を高めて、やがては「英語はある程度できます」と言えるようになっておいた方が、好条件の案内がまわってくるようになります。

私の経験では、ツアーナースはそれほど流暢に英語を話せなくても大丈夫だと思います。

旅行会社の添乗員さんが必要に応じて助けてくれます。

ただ、現地での病院受診時の付き添いをすることがあるので、「日常会話+簡単な病院英会話」ができるといいと思います。

単発バイトで更なる情報収集

就業規則で副業が禁止されている方には難しいかもしれませんが、アルバイトが可能な状況であれば単発バイトで情報収集することもおすすめの方法です。

どういうことかというと、単発バイトで集まってくる看護師は、皆さんそれぞれいくつかの派遣会社に登録をしていて、どの派遣会社にどんな仕事があるのかということにとても詳しいです。

単発バイトで世間話をする中で、「そういう仕事なら○○の派遣会社に登録するといいよ」とか「こっちの派遣会社はもっと条件がいいよ」などの情報が得られ、希望の条件の仕事がみつかることもあります。

単発バイトといっても、デイサービスや訪問入浴など「看護師が一人しかいない」という勤務では、有益な情報は得られません。

おすすめなのは、複数の看護師がいるコールセンターや健康診断の会場でのアルバイトです。

単発バイトは、気分転換にもなりますし、ひょっとすると良い情報にめぐりあえるかもしれません。

＼MCナースネットは単発バイトも豊富です／

今の仕事をやめたいなと思ったら

今の仕事をやめて新しい仕事をはじめたいと思っても、今の職場をやめるに勇気がいりますね。

次のようなことにあてはまる方は、退職代行というサービスがおすすめです。

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海外旅行のツアーナースの求人　まとめ

ツアーナースの仕事は、旅行好きな看護師にとっては楽しいアルバイトです。

海外へのツアーナースの仕事は、募集案件が少なく、人気があるので表に出てくることがあまりありません。

まずは、複数の看護師派遣会社に登録をして、「ツアーナースの仕事をしたい」と伝えておくことが大切です。

そして、その間にMCナースネットなどでツアーナースの経験値を積んで、仕事に慣れておくといいでしょう。

海外のツアーナースを目指したいという方は、英語の勉強もすすめておくと案内される仕事の件数が増え、希望の旅行先に行くことができるかもしれません。

海外のツアーナースは海外旅行も楽しめるので、海外が好きな看護師には最高の仕事かもしれません。

せっかくたくさん勉強をして、国家試験に合格して得た看護師免許を最大限に活かしてほしいです。

皆さんが希望の仕事に出会えることを祈っています＾＾

＼実は私、その後シップナースで世界一周もしましたよ／