キッズフリマをご存じですか?
キッズフリマとは、NPO法人キッズフリマ(特定非営利活動法人キッズフリマ)が主催している子ども専用のフリーマーケットです。
子どもがお店の店長になり、お客さんも小学6年生までの子ども限定。
現在は規模が拡大し、日本全国で開催されのべ20万人以上が参加する人気イベントになっています。
保護者はお買い物できませんので、大人目線では「これはお買い得!」と思う品物でも、子どもが「これほしい!」と思わないと買ってもらえません。
今回は「キッズフリマで売れるものや売り方のコツ」「キッズフリマに参加した口コミ」について紹介します。
- キッズフリマで売れるものや売り方のコツを知りたい
- キッズフリマに興味がある
キッズフリマとは

キッズフリマは、子どもたちが主体となって行うフリーマーケットです。
このイベントでは、子どもたちが実際にお金を使って物を売買することを通じて、以下の3つのことを学びます。
- お金のリテラシー: 本物のお金を使うことで「商売」の面白さを体験し、お金について楽しく学びます。また、経済や収支についてのレクチャーも行われます。
- リユース意識: 自分にとって不要になった物が他の誰かにとって価値があることを学び、物を大切に扱う姿勢とリユースに対する意識を身につけます。
- コミュニケーション能力: お客さんへの接客に必要な基本的なコミュニケーションスキルを体験を通じて学びます。時には値段の交渉も行います。
大人は声をかけずに外から見守ることで、子どもたちが自分で考えて行動する自主性を育みます。
キッズフリマは、小学3年生から小学6年生までの子どもたちが出店できるイベントで、保護者の同伴はありません。
(出店の準備と片づけの時間は保護者も一緒に手伝うことができます。)
参加方法やイベントスケジュールは会場ごとに異なりますので、詳細は各イベントページをご確認ください。
キッズフリマで売れるもの

キッズフリマで売られているもの
キッズフリマでは、おもちゃ、本、ゲーム、ぬいぐるみ、文房具、アクセサリーなど、幅広い物を販売することができます。
以前は手作り小物の販売も許可されていたようですが、現在はリユースを目的としているため、手作り品を販売することは禁止されています。
キッズフリマで売れるもの
キッズフリマの会場には保護者が入ることができません。
買い物に来るお客さんは小学校6年生までの子どもですから、子どもが欲しくなるようなものを商品として選びましょう。
子どもたちは自分で選んだものを買うため、大人とは少し視点が異なります。

保護者から見て、これは安くてお買い得だ!と思っても意外と子どもは興味を示さないこともあります^^;
男の子に売れるもの
男の子はプラレールやトミカ、○○カードなどのおもちゃなどがよく売れています。
ポケモンやドラえもんなどの小物や文具も売れていました。
女の子に売れるもの
女の子はぬいぐるみや可愛いアクセサリー類が人気です。
すみっこぐらしやディズニープリンセスの小物などのキャラクター商品もよく売れていました。
キッズフリマで売れないもの
キッズフリマで子ども達が買い物を楽しめる時間は会場によって多少異なりますが、だいたい1時間程度です。
制限時間もありますので、それほどたくさんのものは売れないと思っていた方がいいかもしれません。
今回、キッズフリマに参加してみて、売れ残っていたものを紹介します。
大きなもの
今回、娘と参加したキッズフリマは都心部の開催でした。
お客さんのほとんどは電車で会場に来ていると思われます。
ストライダーを商品として持ち込んでいるご家庭もありましたが、やはり大きな商品は最後まで売れ残っていました。
電車で持ち帰ることを考えると、大きな商品は買いにくいのではないでしょうか。
交通手段が車という地域では、大きな商品でも売れるかもしれません。
子ども服・靴
子どもが好むものはおもちゃや小物類。
限られた時間とお小遣いの中で、子ども達が服や靴をを買おうとすることはあまりないようすでした。
子ども服や靴はサイズも重要になりますから、子どもが自分でちょうどいいサイズの服や靴を選ぶのは難易度が高そうです。
小型のハンガーラックを持ち込んで、子ども服やドレス、バレエの練習義などを販売されているご家庭もありましたが、やはりほとんど売れてないようすでした。
本や図鑑
本や図鑑を販売しているお店もたくさんありました。
値段設定や本の種類にもよりますが、本類は売れ残っている印象が多かったです。
キッズフリマのコツ


売れるものを選ぶ
先ほど売れるものとして紹介したアイテムと、キッズフリマ開催時期の季節に合ったアイテムは売れやすいです。
商品と値段を見やすく
商品と値段が分かりやすいくなるようにディスプレイしましょう。
商品の値段ごとに50円、100円などと箱を分けておくと、値下げをするときにも箱から箱へ商品を移すだけでいいので簡単です。
値段の文字は大きく書いたり、カラフルに装飾することがおすすめです。
大きな商品はムリのない範囲で
電車で商品を運ぶご家庭は、大きな商品や重い商品はムリのない範囲にしておきましょう。
(持ち帰ることになるリスクがあります^^;)
売れた商品のほとんどは、こまごまとした小物ばかり。
今回、我が家がキッズフリマに参加した際には、ボストンバッグ1つ分の商品しか持参しませんでした。
フリーマーケットを経験するには十分な品数だったなと思っています。
キッズフリマのメリット


キッズフリマにお子さんが参加することにはいくつかのメリットがあります。
不要な子供服やおもちゃを手放せる
キッズフリマは、子供が成長して使わなくなった服やおもちゃを手放す良い機会です。
ごちゃごちゃと散らかりがちなおもちゃを減らすことができるのはうれしいですね。
お金について学べる
キッズフリマでは、商品を販売してお金を稼ぐことができます。
本物のお金を使うことで「商売」の面白さを体験し、お金のリテラシーを楽しく身につけられます。
キッズフリマは子供たちが自分で値段を設定し、売れた・買った金額を収支計算シートで記録することで、お金の動きを楽しく学べるイベントです。
実体験を通してお金について学べることはすばらしいことですね。
コミュニケーション能力
買い物に来た初めて会うお客さんとコミュニケーションをとることも子どもを成長させてくれます。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と声を出すだけでも、おとなしいお子さんには冒険かもしれません。
お客さんに商品について説明したり、時には値引きをして商品を買ってもらったりすることまでできるようになれば立派な店長さんですね。
リサイクルとエコロジー
キッズフリマは、リサイクル活動の一環でもあります。
不要なアイテムを再利用することで、環境にも配慮できます。
環境問題について子どもと話し合ういい機会にもなるでしょう。
お得なアイテムを手に入れられる
出店しながらも、すきま時間に他の出店者のお店で買い物をすることができます。
リーズナブルな価格で購入できることが多いので、お買い物も楽しめます。
キッズフリマに初めて参加した口コミ


キッズフリマの出店は小学校3年生から。
娘が3年生になったので、出店に初めて挑戦してみました。
娘は人見知りが強く、初対面の人と話すのが苦手なタイプ。
キッズフリマは保護者は会場内に入ることができないため、「一人で大丈夫かな」と少し心配していましたが、係員の方の説明を一人で聞き、店長としてお客さんに商品を販売し、収支報告書もきちんと記入できたようでした。
娘は、また参加したいと言っており、「次はこんな風にやってみたい」とアイディアもあるみたい。
今回のキッズフリマの経験で、「売れるもの」と「売れないもの」の傾向が分かったので次回が楽しみです。
キッズフリマを経験してからは、お菓子などの値段を見た時に「これは高いからやめておく」といった判断もするようになり、お金の価値観も育まれたように思います。
約1年前に「キッズマネースクール」という親子でお金について学ぶことができるイベントに参加したことがありました。
キッズマネースクールもお金について子どもと学べるいい機会なのでこちらもおすすめです。





キッズフリマにはまた参加したいなと思っています。
キッズフリマ売れるものやコツ まとめ


この記事では、キッズフリマで売れるもの、キッズフリマのコツ、初めて参加した口コミなどについて紹介しました。
実際にお店を開いて店長となり、本物のお客さんと現金をやりとりして商品を販売する経験は、とても貴重な体験になりました。
子どもがとても成長できるおすすめのイベントです。
キッズフリマに出店できるのは小学校3年生~6年生までという限られた期間ですので、機会があればぜひ参加してみてください!
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