新宿末廣亭は、東京都内に4か所ある落語定席(らくごじょうせき)の一つです。
落語定席とは、年末の数日を除き、ほぼ年中無休で落語中心の公演を行っている場所のことをいいます。
落語定席には定休日がありませんので、いつでもふらりと立ち寄って落語や演芸を楽しむことができます。
寄席って、馴染みがなくて敷居が高いと思っていたのですが、実際に行ってみると楽しくて何だか居心地の良い場所でした。
もっと多くの方が、日本の伝統文化の一つである落語を楽しんでもらえたらいいなと思っています。
今回は、初めての方でも新宿末廣亭で寄席を楽しめるように「新宿末廣亭のチケットの購入方法」「混雑状況」「新宿末廣亭の楽しみ方」などについて紹介したいと思います。
- 落語が好き
- 新宿に観光する予定がある
- 新宿末廣亭が気になる
新宿末廣亭とは
新宿末廣亭は、昭和21年に建てられた木造建築で、現存する最古の木造建築の寄席です。
末廣亭の建物は、新宿区の「地域文化財」に認定されているそう。
ノスタルジックな雰囲気があり、レトロ建築好きにはたまらない空間となっています。
建物や意匠の細やかな造りが隅々まで凝っているので、建物も是非楽しんでいただきたいです。
新宿末廣亭のアクセス
<電車でのアクセス>
メトロ丸の内線、副都心線、都営新宿線
「新宿三丁目」駅 C3出口から徒歩2分
JR新宿駅東口より徒歩10分
<車でのアクセス>
専用駐車場はありません
<住所>
東京都新宿区新宿3-6-12 末廣亭
<地図>
末廣亭のチケットの買い方
チケットの予約について
事前予約は不要です。
いつでも気が向いた時に、ふらりと立ち寄ることができます。
何時に来ても、何時に帰っても大丈夫です。
座席は自由席になっています。
料金
末廣亭の通常公演のチケットは当日に窓口で購入します。
大人 3000円
シニア 2700円
学生 2500円
小学生 2200円
夜の部の割引 18時頃~2500円、仲入り頃~1500円
※特別興行の場合を除く
電子マネーには対応していません。
※現金の用意をお願いします。
年齢制限はありません。
※小さなお子さんでも静かに見ていられるようであれば大丈夫です。
一度入場料を支払えば、昼夜入れ替えなしで一日中楽しむことができます。
新宿末廣亭を出てしまうと、再入場はできません。
特別講演に関しては、ちけっとぴあにて事前に販売されることがあります。
スケジュール
末廣亭は年末の2日間以外は年中無休です。
上席(1~10日)、中席(11~20日)、下席(21~30日)と称して、10日ごとに出演者を変えて興行しています。
昼の部:12:00~16:15
夜の部:16:45~20:30(入場終了19:15)
月に1回「土曜深夜寄席」があります。
21:00~22:30 料金1500円
※スケジュールはホームページにてご確認ください。
<年末年始スケジュール>
12月30日と12月31日のみお休みになります。
1月1日~1月10日は開演時間が11時からに早まります。
座席数
1階席 椅子席 117席
左右両サイドに桟敷席 76席
2階席 椅子席 120席
※1階席が満席になったときのみ使用
※椅子の席から埋まる傾向があります。
会場内の飲食
コロナ渦では、感染対策のためソフトドリンクのみ可となっていましたが、現在は飲食可となっています。
以前のように、お弁当を食べたり、おやつを食べたりしながら落語を楽しむことができます。
会場内に飲み物の販売はありますが、種類が少ないのでお気に入りのドリンクを持参するのがおすすめです。
※アルコール類は禁止されています。
一度外に出ると再入場はできませんので「ちょっと買い出しに…」ということはできませんのでご注意ください。
寄席を楽しんでいると、あっという間に時間が過ぎていくので、軽食やおやつは持参された方がいいと思います。
新宿末廣亭の混雑状況について
昼の部の開演時間は12時からです。
開演時間には10人~20人ほど並んでいることがありますが、「絶対に最前列で見たい!」という意気込みでなければ、わざわざ開演前に行って並ぶ必要は基本的にはありません。
会場とともに満席になってしまうということはありません。
平日であれば座席にゆとりあり
平日であれば座席が足りなくなることは基本的にはありません。
末廣亭にはイス席と桟敷席があり、イス席の方から埋まっていきます。
開演時間からしばらく経つとイス席がほぼ埋まり、桟敷席に案内される可能性がありますので、イス席を希望される方はあまり遅くならない方がいいかもしれません。
ただ、開演時間から来ていた方が途中で帰り、席が空くこともありますので全く席がなくなってしまうということはなさそうです。
昼の部は16時半頃に終わります。
そのタイミングで帰る方が多くいます。
夜の部は16時45分~です。
週末や休日は少し混雑
土曜日の12時半頃に末廣亭に行ったことがありますが、イス席は満席で桟敷席に案内されました。
しばらくすると1階席は、イス席も桟敷席もいっぱいになりましたが、2階席は満席ではなさそうでした。
満席になると、立ち見になることがありますが、退場する方もいますので順次座席に案内していただけます。
GWの夜の部は、1階席は満席で2階席にはまだ席が残っていたようです。
末廣亭夜の部、本日も大入り㊗️!
— 玉川太福 (@tamagawadaifuku) May 3, 2024
二階席にまだ空きがありますよ〜ぜひぜひ〜 pic.twitter.com/NXZUK5Tapi
寄席は落語を知らなくても楽しめる
寄席は、いろいろな噺家さんが一人15分の持ち時間で落語を披露してくれます。
噺家さんはお話のプロですから、落語を聞くのは初めてという方でも楽しめるようにお話してくれます。
寄席では、落語の他にも、漫才、漫談、コント、マジック、紙切り、曲芸などバラエティ豊かな演芸もあります。
全くの初心者でも、あっという間にその場になじんで楽しめると思います。
今日は新宿にある末廣亭で落語を聞いてきた!昼の部だけ居たんだけど前座の方が子ほめをやっていてあかね噺でみたやつだ!って嬉しかった笑 落語だけじゃなくて三味線とか紙切りとかみれて落語のこと全然わからない私でも楽しめたからみんなもぜひ!😆 pic.twitter.com/WBxExIObES
— なな (@enmoo2) May 12, 2024
落語初心者の方におすすめな方法
落語に興味が出てきた、もう少し落語を知りたいという落語初心者の方におすすめな方法をこちらの記事で紹介しています。
新宿末廣亭チケット購入方法、混雑状況
まとめ
新宿末廣亭は、歴史のある落語定席の一つです。
温かみのある雰囲気の中でテンポよく次々と芸人さんが芸を披露してくださる寄席は、初心者でも時間を忘れて楽しめます。
寄席は、予約の必要がなく定休日もないので思い立った時にいつでも行くことができます。
特別講演でなければ、満席で入れないということもありませんので、是非気軽に立ち寄っていただけたらと思います。
日本の伝統文化である落語を多くの方に楽しんでもらえたらうれしいです。
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