いくつかある子ども用GPSの中で最近とても人気のあるのが「BoTトーク」。
BoTトークは、GPS機能に加えて短い音声メッセージを送り合うことができることが人気の理由です。
娘の友達でBoTトークを使っているお子さんをよくみかけます。
我が家では、新3年生の春からBoTトークを持たせるようになり、約1か月が経ちました。
徐々に子ども達だけで行動する機会が増えてくるこの時期にとても便利です。
キッズ携帯を持たせるべきか迷っているご家庭も多くあると思いますが、キッズ携帯までのつなぎや代用としてBoTトークはとても良さそうです。
今回は、BoTトークを1か月使ってみた感想や口コミなどについて紹介します。
- BoTトークの購入を迷っている
- BoTトークについて知りたい
BoTトークこどもGPSとは
子どもの居場所を把握するために小型のGPSは大変便利です。
BoTトークこどもGPSは、音声メッセージを送ることができることが大きな特徴のGPS端末です。
BoTトークこどもGPSの料金
BoTトークこどもGPSの料金は、本体価格(定価6800円)+月額使用料です。
料金プランは2種類のみで、年縛りなどもなくとてもシンプルです。
GPSプラン:月額480円(税込み528円)
GPS&トークプラン:月額680円(税込み748円)
他社の小型GPSの月額使用料の相場は月額500円くらいのところが多いので相場通り。
トーク機能がついていて月額680円(税込み748円)はかなり良心的な価格ではないでしょうか。
BoTトークこどもGPSを選んだ理由
学校はキッズ携帯禁止
娘が通う小学校はキッズ携帯は持ち込み禁止です。
子ども用GPSでは、主に学校帰りの見守りをしたかったのでキッズ携帯よりもGPSの小型端末を選びました。
キッズ携帯を持たせるべきか迷っていた
携帯電話の利用を家族のみに制限するプランを利用したり、ゲームの利用などについて家族間でルールを定めれば大丈夫なのかもしれませんが、携帯電話に依存するようになっては困るという気持ちがあり、できるだけ本人用の携帯電話は持たせたくないという気持ちがあります。
BoTトークは「携帯電話以外で簡単な連絡が取れる手段」という点が、キッズ携帯を持たせるべきか迷っていた我が家にはぴったりでした。
費用の安さ
GPS&トークプランで月額税込み748円という安さはやはり魅力です。
大手キャリアでは家族間の通話無料などのプランもありますが、我が家は夫婦で違うキャリアの携帯電話を使っているので当てはまらず…。
格安SIMのキッズ携帯でも月額約1000円前後かかるといわれているので、GPS&トークがやはり安いなと思います。
BoTトークこどもGPSを購入したきっかけ
学校や学童からの帰宅時間を柔軟に変更できる
学童に迎えに行っても、「もう少し工作したいからあとでもう一度迎えに来てほしい」と言われ、出直すことがありました。
「いつもより早く帰りたい」「もう少し学童にいたい」といった簡単なメッセージのやり取りができればなと思うことが時々ありました。
子どもが学校から一人で帰ってくるようになった
我が家は小2の終わりまで、毎日登下校のつきそいをしてました。
朝は校門が見えてくるあたりまで送り、帰りは学童にお迎え。
2年生の終わりの頃から、「学校からお友達と一緒に帰りたい」と娘が言うようになり、昼間の明るい時間帯にお友達と一緒なら許可してもいいのかなと思うようになりました。
お友達と遊ぶ時間が増えてきた
公園に行くと、たまたま出会ったお友達と遊んでそのまま児童館にみんなで行ったりするということが増えてきました。
行先や帰宅時間などを把握するためにGPSや連絡手段が必要だなと思っていたところでした。
BoTトークこどもGPSを使用した口コミ
BoTトークを使い始めて約1か月経ちます。
BoTトークの感想を一言でいうと「大満足!」。
主にBoTトークは学校帰りの安全確認のために使っています。
定刻になると「もう学校を出たかな」とマップを確認。
帰宅時間に変更があれば、娘から「今日は〇時に帰ります」などとメッセージが届くのでとても便利。
また、週末に「夫は仕事、母娘は外出」というパターンが多いのですが、夫はたまにスマホで娘と私がどこに出かけているのかを見て楽しんでいるようです。
今はまだ習い事に必ず付き添っていますが、これからは一人で行く機会もあると思うのでBoTトークがあれば安心だなと思います。
小学校を卒業するまではキッズ携帯は持たせずにBoTトークを使用していきたいなと思っています。
\とってもおすすめです/
100均で購入できるBoTのケースについてはこちらの記事で紹介しています。
子どもの安全について
小学校1年生になったタイミングで、一人での登下校を始めるお子さんは多いようです。
一人で登下校を始めると、一人で街を歩いたり公園に行ったりするようになるかもしれません。
いつも歩いている道だから
すぐ近くの公園だから
昼間だから
いつもあいさつする顔見知りの人だから
…といって安全とは限りません。
登下校中や放課後に子どもが巻き込まれる事件事故はとても多いです。
一人歩きを始める時期は、各ご家庭で慎重に見極めてほしいです。
登下校中の殺人事件
登下校中や放課後に起こった事件の一部を紹介します。
本当に悲しい事件ばかり。
もし登下校中に保護者がついていられたら…と思ってしまいます。
小1の女の子が下校途中に誘拐され殺害された。
2004年11月 奈良県奈良市
小学校1年生の女の子が下校途中に行方不明となり、後日60km離れた山林で遺体で発見。
2005年12月 栃木県日光市
7歳の女の子が公園から自転車で帰り、自宅の駐輪場で殺される。
2007年10月 兵庫県加古川市
登校途中の小3(9歳)の女の子が行方不明となり、遺体で発見される。
犯人は通学路で児童の登校を見守る活動を毎日していた男。
2017年3月 千葉県松戸市
小2(7歳)の女の子が下校中に車でわざと接触され、そのまま車に乗せられる。
強姦された上に首を絞めて殺され、さらに線路上に遺体を遺棄され電車にも挽かれた。
2018年5月 新潟県新潟市
子どもの安全について
歩行中に交通事故が多い「魔の7歳」という言葉もあります。
自宅近くの身近な場所、午後の明るい時間帯、顔見知りの人であっても安全とは言えません。
子どもは「この場所」で狙われる
小宮信夫著 2015年 小学館新書
あなたの防犯常識では子どもを守れない!
「暗い道は危ない」「怪しい人に気をつけて」…と子どもに教えていませんか。そうすると子どもは「明るい道」「普通の人」なら安全と思いこんでしまいます。子どもを狙う犯罪者は、好みの子どもを見つけるために明るい道を好みます。また、身なりも普通です。こういう教え方では、子どもを逆に危険に近づけてしまうのです。避けるべきは「危ない人」ではなく、犯罪が起こりやすい「危ない場所」。危ない人かどうかは外見ではなかなかわかりませんが、危ない場所かどうかは判断する基準があります。それは明るい暗いとは関係ありません。
子どもは「この場所」で狙われる 本の概要より
こちらの本では、子どもが襲われやすい「危ない場所」について詳しく書かれています。
お子さんの行動範囲に危ない場所がないか、子どもの安全のためにどんなことに気をつければいいのかを知ることができる本です。
子どもの安全に対する考え方ががらりと変わる一冊です。
大切なお子さんを守るために、子どもが1人歩きを始める前に保護者の方にはぜひ読んでいただきたい本です。
1人歩きを始める子どもを守る方法
登下校中や放課後に子どもが事件や事故に巻き込まれることは繰り返されています。
GPSを持たせたからといって必ずしも安全とはいえません。
大切な我が子や地域の子どもを安全に守るために何ができるのでしょうか。
GPSを持たせる
GPS機能にて子どもの居場所を確認することができることで、子どもの安全性は大きく高まります。
一人歩きを始めるお子さまにはGPSを用意することは大変おすすめです。
一人歩きを始める時期を慎重に考える
日本では「小学校1年生になったら一人で登下校をする」という習慣があり、その頃に公園や習い事に一人で行くようになるお子さんも多くいます。
ご存じの方も多いと思いますが、海外では小学1年生(6歳)という年齢で一人歩きや一人での留守番を禁止している国もあります。
周りがそうだから、自分が子どもの頃はこうだったからという考え方では危険です。
通学路や近隣のようすとお子さんの理解力や判断力などを慎重に見極めて一人歩きを始める時期を検討することをおすすめします。
登下校に付き添う
「入学直後の一定期間のみ子どもの登校につきそう」というご家庭が多いように思います。
我が家には小学3年生の娘がいますが、入学以来毎日登校時にはつきそいをしています。
毎朝つきそいをしている保護者で私が毎朝会うのは3~4人。
6年生につきそっているお母さんもいます。
毎日登校時につきそいをしていると、いろんなお子さんに出会います。
信号が青に変わると左右を確認せずに走ってわたるお子さん。
黄色いランドセルを背負い、泣きながら登校しているお子さん。
忘れ物に気づいて不安そうに佇んでいるお子さん。
子ども数人が道いっぱいに広がって歩いていたり、おしゃべりに夢中になっていたり。
交差点には旗持ちの主事さんがいますし、娘の登校につきそいながら周囲のお子さんにも目を配るようにしていますが、子どもたちの安全を守るためにはもう少し大人の目が多くあるといいなといつも思っています。
仕事で時間がないという方も多いと思いますが、在宅ワークの方や出勤時間が遅めの方は、登校時に子どもの見守りに出てきてもらえるとその地域の子どもたちの安全性は高まると思います。
午後3時頃に町に出る
午後2時半~3時半頃は子どもたちの下校時刻になります。
登校時は、児童がほとんど同じ時間に登校するので通学路には子どもの姿が集まりますが、下校時は子どもの姿が分散し、子どもが一人ぽつんと歩いている姿も多くみかけます。
下校時に子どもが誘拐されてしまうという事件も多くありますので、地域の大人たちが下校時刻を意識して、買い物や散歩などで街に出ることが子どもたちを守ることにつながります。
ある地域では午後3時頃になると町に「子どもたちの下校時刻です。見守りをお願いします。」といったアナウンスが流れ、高齢者の方が散歩に出たり、地域の方が犬の散歩をしたりしているそうです。
登下校中の子どもの安全を守るためには地域の大人の力が必要ですね
BoTトークの口コミ まとめ
BoTトークはGPS機能に加えて、簡単なメッセージのやり取りができるのでキッズ携帯の代用にもなります。
料金もキッズ携帯と比べるとリーズナブル。
キッズ携帯を持たせるべきか迷っているご家庭にもとてもおすすめです。
一人歩きを始めるお子さんにGPS端末を持たせることで、安全性は高まります。
ですが、GPSを持たせるだけでは必ずしも安全とはいえません。
しかし、小学校低学年のお子さんは事件や事故に巻き込まれるケースもあり、子どもの行動範囲に危険な場所はないかどうかは保護者が知っておく必要があります。
子どもは「この場所」で狙われる 小宮信夫著は、保護者が防犯について正しく理解するためにとても参考になる本です。
登下校中の子ども達を地域全体で見守り、子どもたちが巻き込まれてしまう悲しい事件や事故を未然に防いでいくことができたらと思っています。
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