小学生の人気の習い事といえば、水泳、ピアノ、英語、体操などが有名ですね。
最近はプログラミング、レゴ教室、科学実験教室、ダンスなど多種多様な習い事があります。
そんな中で、日本の伝統的な習い事の一つである「書道」は、あまり目立たない習い事の一つです。
書道を習う理由としては、「字がきれいに書ける」「集中力がつく」などということがあげられることが多いです。
実際に娘が書道教室に通うようになって「自己肯定感があがる」「自信につながる」など、予想以上の大きなメリットがあると強く感じています。
今回は、「小学生の習い事に書道がおすすめな理由」を紹介します。
- 小学生のお子さんの習い事に書道を検討している
- 書道を習うメリットを知りたい
書道の習い事の一般的なメリット

書道を習う一般的なメリットは次の3つです。
きれいな字が書けるようになる
書道を習うと、きれいな字を書けるようになることが期待できます。
きれいな字を書くことで、ノートや手紙を書くときに自信が持てるようになります。
現代はデジタルな社会ですが、手書きの文字の美しさはいろいろなところで役立ってくれます。
きれいな字というのは、読み手の心象に大きく関わりますし、ときに心を動かします。
集中力がつく
書道をするときは、静かに集中して取り組む必要があります。
この練習を続けることで、集中力がアップします。他の勉強や活動にも役立ちます。
礼儀やマナーが学べる
書道では、正しい姿勢や道具の使い方などを学びます。
これらは礼儀やマナーを身につける良い機会になります 。
書道を習い始めたきっかけ

丁寧な字を書く
娘に対して「字がきれいな子になってほしい」という希望はありました。
娘が小学生になると、必要以上に丁寧に文字を書く性格だということがわかりました。
お手本の文字を見ながら、何度も何度も書き直して時間をかけてきれいな文字を書く娘。
そのため書道を習うという選択肢は1ミリも頭に浮かびませんでした。
宿題に時間がかかりすぎる
一文字一文字丁寧に書くため、宿題にとても時間がかかっていました。
特に漢字の宿題では、何時間もかかってしまうことがありました。
宿題をするだけであっという間に時間が経ち、その他のことができない毎日。
親子ともに本当に困っていました。
そんなときに、知り合いのママさんに「こんなに消しあとで汚れてしまうほど宿題に時間がかかる」と、娘の漢字ノートの画像を何気なく見せました。
すると思いがけない返事が返ってきたのです。
書道…いいかも!

すごく字が上手!私が指導すればすぐに賞状をもらえるようになりそう
実は、その知り合いのママさんは書道の先生だったのです。
娘の漢字ノートを見てとてもほめてくれました。
何か特技を育ててあげたいと日頃から考えていた私は、「書道…いいかも!」と初めて書道を習わせることを考えました。
そして書道教室を探し、小2の3月から書道教室に通うようになりました。
書道を習い始めた狙い
近所に書道教室を見かけることはなく、娘の友達で書道を習っているお子さんはほとんどいないようでした。
周囲のママさん達と習い事の話をしていても、話題になるのは水泳、ピアノ、体操、英語などのメジャーな習い事の話。
合気道、陶芸、絵画、中国語など珍しい習い事をしているお子さんもいましたが、書道の話は一度も誰からも聞いたことがありませんでした。
「書道を習っている子はほとんどいなそうだから穴場かも。」
「書道を習えば書初めなどでクラスの代表作品に選ばれたり、何かしらの賞をもらえたりするんじゃないかな。」
競争率が低そうだからチャンスがあるのではないかと感じ、娘とも相談して書道を習い始めてみました。
強みを生み出す育て方
ちょうどその頃、私はこちらの「強みを生み出す育て方」を読み、「強みを生み出す」ことを考えていました。
「この世に強みのない子などいない。すべての子が‘’強みの芽‘’を持って生まれている!だからこそ、一人一人に合った‘’強み育て‘’が大切だ」強みを生み出す育て方 船津徹著 より
この本には、子どもの気質に合った習い事の選び方、職業の見つけ方などが体系的にとても分かりやすくまとめられています。
子どもにどんな習い事をさせるといいのかなとお考えの方にはとても参考になる本です。
書道の予想以上のメリット


娘が書道を習い始めたのが小2の3月。
小3の5月頃から学校でも書道の授業が始まりました。
夏休みを目前にしたある日、娘からある報告がありました。



あのね、ママに話したいことがあるの♪
習字の時間に、いつも上手に書けた2~3人の書を先生が選んで、「こんな風に書くのよ~」とホワイトボードに貼りだすの。
私のは毎回選ばれて貼られるからいつもとってもうれしいの。
習字を習っていてよかった♪
娘は、どちらかというと控えめな性格で、運動が苦手。
これまでクラスの中で大きな注目を集めるような子どもではありませんでした。
それが、書道では毎回先生に認められ、クラスのみんなの前でほめられるようになり、大きな自信になり自己肯定感も高まっているみたいです。
「年に1度、書初めの時に評価されれば…」くらいにしか思っていなかったのですが、書道の時間の度に注目されたりほめられたりしているというのは、予想以上のメリットだと感じました。
書道をきっかけに自分に自信を持つことができれば、勉強やスポーツ、習い事など多方面にいい影響がありそうだなと感じています。



書道を始めてよかったなと心から思いました^^
書道は外国人にも喜ばれる


書道は日本の伝統的な文化の一つであり、外国人の中にはその美しさに興味をもっている方も多くいます。
自分の名前や好きな言葉を漢字で書いてもらうことは特別な体験となり、ユニークな思い出やギフトとして人気があります。
娘が将来、海外に行ったり国内で外国人と交流を持ったりするときに、書道が一つのコミュニケーションツールになるかもしれません。
書道は、筆ペン一本あれば披露できる特技になりうるので、国際交流にも役立つ可能性があると感じています。
書道はこんなお子さんにおすすめ


一般的に書道は、「字をきれいに書く」「集中力を高める」といった目的で習い始めるお子さんが多いように思います。
私は、それに加えてこんなお子さんにもおすすめな習い事だと思っています。
- もともと丁寧な文字を書く
- 何か特技を身につけたい
- 控えめな性格で普段は目立たない
娘のクラスの子どもたちの書を見た時に、全体的に線が細くひょろひょろとした文字を書いているお子さんが多かったです。
学校の書道の授業が始まる前に、数カ月早く習い始めた娘の文字は堂々としていてバランスが良いと素人目にも感じました。
少し書道に慣れておくだけで、「書道が上手」という印象を先生やお友達に持ってもらえる可能性があります。
学校で全員が取り組む必須科目だからこそ、多くの人から評価されやすい点がおすすめのポイントです。
小学生の習い事に書道がおすすめ
まとめ


書道は、水泳やピアノのような人気の習い事に比べると少し地味で、習っているお子さんがあまり多くない印象がありますが、とてもおすすめの習い事の一つです。
書道を習うことできれいな字が書けるようになる、集中力が高まるといった基本的なメリットがあることはもちろんのこと、学校の必須科目であるため先生やクラスメメイトにほめられたり認められたりする経験が得られやすいという予想以上の大きなメリットを感じています。
書道をきっかけに、自分に自信が持てたり自己肯定感が高まり、勉強や運動、習い事などさまざまな分野にいい影響がありそう。
将来、外国人と交流する際のコミュニケーションツールとしても書道はよさそうだなと感じています。
小学生の習い事として書道はとてもおすすめです。
習い事に書道を検討している方は、ぜひ始めてみてください^^
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